HSC子育て

親に甘えられなかったHSPが実践するHSCの子の接し方って?

この前、ドラマの「逃げるは恥だが役に立つ」を見ました。

 

主人公の「みくり」は叔母の「ゆりちゃん」ととても仲が良くて、「ゆりちゃん」は「みくり」のことを大事に思っていました。

 

そしてフッと思ったんです。

 

ぷーこ
ぷーこ
私にも「ゆりちゃん」みたいな人がいたらな・・・

 

どんな悩みでもどんな愚痴でも聞いてくれる、心から甘えれる存在が、私にはいないと気づいたんです。

 

もし、そんな人がいたら、繊細すぎる性格の私も、少しは生きやすかったのでは・・・そう思いました。

 

娘には私のようになって欲しくない。

 

うちには小学2年生の娘がいますが、性格が私とそっくりです。

 

だから、娘にはHSPの私のようになって欲しくない。

 

そこで、小さい頃の経験を振り返り、HSCである娘の子育てに活かしたいと思いました。

 

その時のお話をします。

 

スポンサーリンク

 

親に甘えられなかった子供時代

私は小さい頃、とても甘えん坊でした。

 

いつもお母さんにくっついて、小学校から帰ったら、すぐにお母さんの近くに行っていたんですよね。

 

おそらく私は、人より「愛情の器」が大きくて、両親からの愛情をたくさんもらわないと、満たされなかったんだと思います。

 

 

ある時、いつものように小学校から帰ると、母のそばに行き手をつなぎました。

 

そして「お母さん」と言いました。

 

すると母は、ちょっと冷たい声で「甘えた声を出さないで」と言ったんです。

 

ぷーこ
ぷーこ
その時とても傷つきました。

 

 

そしてそれ以来、母親に甘えることができなくなりました。

 

とても繊細な性格だった私は、母の一言が心に重くのしかかり「もう甘えてはいけない」と思ってしまったんですよね。

 

 

母親は、その時は体調が悪かったようなので、今となれば母の気持ちは分かります。

 

それに母はとても優しい性格で真面目です。

 

だから、母を恨んでいる訳ではありません。

 

 

母が「体調が悪かったこと」と、私が「愛情の器が大きかったこと」「繊細すぎたこと」が原因で、たまたま起きてしまったことです。

 

それは分かっていますが、大人になった今も、

 

ぷーこ
ぷーこ
親に甘えれない。
それどころか、誰にも甘えれない・・・

 

もちろん、この事だけが原因で、私が「甘えられない性格」になった訳ではありません。

 

ただ、この時の記憶が大人になった今も残っています。

 

親に甘えられなかったHSCが大人になると?

そして私は、学生の頃も大人になってからも、人に甘えるのが苦手になりました。

 

もちろん、全く人に甘えてこなかったかと言われれば嘘になりますが、例えば「悩みを相談する」とか「困った時に助けを求める」とか、どうしてもできないんです。

 

 

その原因は、人に甘えると次のように思ってしまうからです。

 

  • 人に負担を掛けることが極端に怖い
  • 甘えるのは相手に負担を掛けるだけ
  • 甘えた後に、迷惑じゃなかったか?気になるから甘えない方が楽

 

ぷーこ
ぷーこ
人に甘えると、相手がどう思ったかあれこれ気になって反対にしんどい。

 

全然甘えてこない私を見て、両親からはこう言われます。

 

「もっと相談して」とか「もっと頼って」と。

 

 

でも、それでも、絶対に言えない。

 

どうしようもない心のブレーキがかかってしまうんですよね。

 

 

だから両親には、「それなりに上手くいっている部分」しか言うことができません。

 

そんな状態なので、「甘える」なんてことは、とてもじゃないけど無理なんです。

 

 

子供の頃に親に甘えることができなかったのに、大人になって甘えることができる訳がないですよね。

 

何かキッカケがあれば、関係性が変わることもあるかもしれませんが、私の場合は自分の性格の影響が大きいので、本当に難しいです。

 

 

そしてそんな私は、両親だけでなく、夫や友人に対しても、同じように甘えることはできません。

 

ぷーこ
ぷーこ
甘えてもいいと言われても甘えれない私は、誰にも甘えれるはずがない・・・

 

 

でももし、私が子供の頃に「甘えても許される」という経験を積んでいたら、人に甘えることができたのではないかと思います。

 

 

  • 無条件に許される
  • 甘えても良いという安心感

 

 

これを感じていたら、もっともっと何かが変わっていたと思うんです。

 

「自己肯定感」が、今みたいに低くて苦しむこともなかったと思います。

 

スポンサーリンク

HSCの子どもの接し方って?

娘には、私のように「甘えるのが苦手」にはなって欲しくない。

 

だから、HSCである娘には、

 

  • 無条件に許される
  • 甘えても良いという安心感

 

 

を感じれるように接しています。

 

ぷーこ
ぷーこ
娘が自然体でいれるように、どんな娘も否定しないようにしています。

 

 

そのおかげか、

 

HSC娘
HSC娘
ママ疲れた~
もう嫌だ!無理!
ママ助けて~
ママ大好き!

 

このように、何でも話してくれます。

 

 

もちろん娘なりに素直に言えない時もあると思います。

 

でも、心がモヤモヤしてつらい時は、素直に甘えてくれるんですよね。

 

 

ぷーこ
ぷーこ
娘にとって、母親の私が、ずっと素直に甘えれる存在でいれたらな・・と思います。

 

もちろん、私以外に素直に甘えれる存在ができたら、それはそれで良いと思います。

 

でももし、そう思える人がいなかったら、私が娘にとっての甘えれる存在でい続けようと思います。

 

ぷーこ
ぷーこ
それは私の叶わない願いを、叶えることでもあります。

 

 

もし娘が、心から甘えれる存在がいることで、少しでも楽に生きれるなら、私の経験も無駄ではなかったと思えます。

 

 

娘には、「生きることが楽しい」と思って欲しい。

 

 

そんな願いを叶えることにもつながります。

 

親に甘えられなかったHSPが実践するHSCの子の接し方って?―おわりに―

人に素直に甘えれる人って、どんな心理なのでしょうか。

 

私の印象では、そのような人は、明るくて素敵な人が多いように思います。

 

そして、人に優しい・・・反対に素直に甘えれない人は、自分で抱え込んでいることが多くて、まわりから、「もっと頼っても良いよ」と思われることが多い・・・

 

人に素直に甘えれるって素敵なことですよね。

 

甘えられる方も、嬉しかったりします。

 

それが分かっててもできない私・・・いつかは甘えれるようになるのでしょうか。

   HSC子育て   0

コメントフォーム

名前  (必須)

メールアドレス (公開されません) (必須)

コメント

プロフィール

こんにちは、ぷーこです。
HSP(Highly sensitive person、とても繊細な人)という気質で、生きづらさを感じながらも、何とか生きています。HSPだと、学生時代、仕事、結婚・出産、PTA役員、ママ友など、いろいろと大変なことがありますよね。
ママ友などまわりの人には聞けない「HSPならではの生きづらさ」について、HSPの視点で発信しています。

また「HSPの心の中」や「HSPの物事の感じ方」についても同時にお伝えしています。「HSPの気持ちがわからない」という方にお届けできればうれしいです。

夫(HSP)と娘(小学生・HSC)の3人家族。
フルタイム共働きを経て、今は退職してHSC子育てに奮闘中です。

詳しいプロフィールはこちら

  最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
ブログランキングに参加中!

★ 応援していただけたら嬉しいです!


HSPランキング

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ HSPへ
にほんブログ村