繊細な子が修学旅行に行きたくない理由ってなに?その心理と対処法は?
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「修学旅行に行きたくない。」
子どもからそう言われると、ちょっと戸惑いますよね。
そして、なぜ行きたくないのか?
気になると思います。
実は私も、子どもの頃は、「修学旅行に行きたくない」と思っていました。
繊細な性格のせいか、「修学旅行が楽しみ」と思ったことがないです。
そこで、これまでの経験をもとに、
- 繊細な子が修学旅行に行きたくない理由は?
- 繊細な子が修学旅行に行きたくないと言ったら、どう対処したらいいか?
について、お伝えします。
目次
繊細な子が修学旅行に行きたくない理由ってなに?
おとなしい性格の子どもが、「修学旅行に行きたくない」と言う。
その理由は何なのか?
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友達関係が微妙
まずは、友達関係が微妙、というのが1つです。
例えば、特定の仲が良い子がいなかったり、グループに入っていないなど。
友達関係が微妙だと、修学旅行に行きたくありません。
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いじめられているわけではないけど、特定のグループに入っていない。
そうすると、無理にどこかの班に、入れてもらうことになります。
そうなると、お互いに気を遣うので、迷惑をかけてしまう。
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そう考えてしまうんですよね。
そんな風になるくらいなら、修学旅行に行きたくない。
大人からすると、それをきっかけに仲良くなれるかもしれない。
そう考えるかもしれません。
でも、繊細な子どもは、そのようには思えないんです。
そのため、「修学旅行には行きたくない」と言いますよ。
集団生活が疲れる
そして、集団性格が疲れるから、ということもあります。
修学旅行だと、1日中だれかと一緒ですよね。
そうすると、繊細な子は、気を遣って仕方ないんです。
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気が休まることがないので、想像するだけで、グッタリする。
それだったら、不参加にして、学校で勉強する方がマシ。
そのように思ってしまいます。
もちろん、修学旅行には、楽しい時間もあります。
でもそれより、「しんどい時間」のことを考えてしまいますよ。
乗り物酔いするかも
そして、乗り物酔いするかもしれない、という場合もあります。
修学旅行って、バスや新幹線など。
長時間にわたって、乗ることが多いですよね。
そうすると、乗り物酔いする子にとっては、とてもつらいんです。
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大人からすると、「それくらい大丈夫」と思うかもしれません。
でも、繊細な子にとっては、バスなどで嘔吐するのは本当につらいです。
そのため、修学旅行に行きたくない。
そう思うこともありますよ。
お風呂が恥ずかしい
また、お風呂が恥ずかしい、ということもあります。
クラスの子たちと、大浴場でお風呂に入る。
それって、繊細な子にとっては、かなり恥ずかしいことです。
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大人からすると、「気にする必要はない」とか、「誰も見ていない」など。
そのように思うかもしれません。
でも、そう言われても、恥ずかしいんですよね。
そのため、修学旅行に行きたくない気持ちが、高まってしまいますよ。
トイレが近い
そして、トレイが近い、というのも1つです。
トイレが近いと、長時間の移動が、本当に苦痛なんですよね。
実は、私は子どもの頃、心因性頻尿でした。
だから、いつもトイレの心配ばかりしていたんです。
特に、バスで1時間以上の移動があると、とてもドキドキしていました。
なんといか、出発前にトイレにいっても、30分ほどで行きたくなったりしたんです。
そして、一度トイレに行きたいと感じると、そこからは不安で不安で…。
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だから、トイレに行ける環境のときは大丈夫なんですが、
それ以外のときは、常にトイレについて考えていました。
そのような状態だったので、修学旅行が嫌だったんですよね。
楽しむ余裕なんてなくて、無事にすごせることだけを祈る。
そのため、修学旅行に行くのが嫌でしたよ。
繊細な子が修学旅行に行きたくない心理って?
このように、修学旅行は、繊細な子にとって大変なことが多いです。
集団生活で疲れるし、気を遣う場面が多い。
さらには、恥ずかしいことや、乗り物酔いなどがある。
そうすると、苦痛なことが多すぎて、行きたくなくなるんです。
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繊細な子は、不安を感じやすいですし、恥ずかしい気持ちが強いです。
だから、1日中だれかと一緒の修学旅行は、気が休まることがないんですよね。
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そのため、そんな思いをするくらいなら、参加しない方がいい。
楽しい思い出を作れなくても、不参加の方が気が楽だ。
そのように思ってしまいます。
それに、いろいろなことが心配すぎて、楽しむことができない。
仮に楽しい時間があったとしても、それよりも苦痛の方が大きい。
そう感じてしまいます。
大人からすると些細なことでも、繊細な子にとっては、つらいことが多いんですよね。
だから、修学旅行には行きたくない。
そのように思ってしまいますよ。
繊細な子が就学旅行に行きたくないと言ったときの対処法って?
では、繊細な子が「修学旅行に行きたくない」と言ったら、どうしたらいいか?
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それは、具体的な対策を一緒に考える、というのがいいです。
例えば、バス酔いが心配なら、酔い止めの薬を飲む。
トイレが近いのが心配なら、トイレに行きやすい時間を確認するなど。
具体的に不安を解消できる方法を、一緒に考えるんです。
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また、子どもの話を聞くときは、否定をせずに聞く。
どれだけ些細なことでも、「それくらい大丈夫だよ」とは言わない。
そのようにするのがいいです。
大人からすると、たいしたことではなくても、繊細な子にとっては大変なことが多いです。
だから、「そんなに心配しなくても」とか、「誰も気にしないよ」とは言わない。
さらに、「行ってみたら楽しいよ」など、根拠のない励ましもしない。
そうではなく、「そう思うんだね」と共感しながら、子どもの話を聞き、
それは、「○○だから大丈夫だよ」と、きっちり理由をつけて心配を取り除く。
そうすると、繊細な子は安心できます。
そうして、きっちり話を聞き、安心材料を増やしていくと、
繊細な子も修学旅行へ行く気になるかもしれません。
ただもちろん、子どもが、どうしても「修学旅行に行きたくない」と言う。
友達関係が微妙で、どうしても楽しめない。
不安が強くて、考えるだけでつらい。
そのような場合は、不参加にするのも1つです。
なんとなくですが、昔よりは、修学旅行を休むのも選択肢の1つ。
そう考える人が、増えている印象です。
修学旅行に行くかどうか?
親としては、修学旅行を楽しんでほしい。
そう思いますよね。
でも、繊細な子は、本当に不安を感じやすいです。
だから、少しでも安心できるように、寄り添ってもらえたら嬉しいです。
繊細な子が修学旅行に行きたくない理由ってなに?その心理と対処法は?―おわりに―
私は、修学旅行に行きたくないと思いながらも、全ての修学旅行に行きました。
というのも、私が子どもの頃は、修学旅行に行かないという選択肢がなかったんですよね。
行くのが当たり前で、とても「行きたくない」と言い出せる雰囲気ではなかったです。
だから、仕方なく行きましたが、良い思い出として残っているか?
そう聞かれると、ほぼ記憶がない。
楽しかった思い出も、嫌だった思い出も、何もない。
そう思うと、修学旅行って、そんなにたいしたものではないのかも?
そう思ったりもします。
こんばんは。久しぶりにコメントします。
私も修学旅行が嫌でした。やはり、集団行動が苦手、一人になる時間がない、バス移動の時にトイレが心配、みんなとお風呂に入るのが恥ずかしい。ほぼ全て当てはまりますね。
あと、やはり友達関係もあります。中学の時は仲の良い子が2人で、好きなものどうしで班を作りました。人数がぴったりにならず私と友達は別のグループに別れました。普段一緒にいる子たちではないのでやはり苦痛な修学旅行でした。
学生時代だけ我慢していれば・・・と思いましたが、社会人になってからは社員旅行というものがありこれまた苦痛でした。(涙)
そう、私の時代も学校行事は必ず行くものという思い込みがあったので「行かない」という選択肢はなかったですね。何でも我慢でした。
コメントありがとうございます。
お久しぶりにお話ができてうれしいです。
修学旅行って、本当につらいことが多いですよね。友達と別のグループって、修学旅行ではかなり苦痛だと思います。
友達と一緒でも大変なことが多いのに・・・。
社員旅行もあるとは、まさかの予想外ですね。社会人ならではの気遣いが必要で、考えただけで苦しくなります。
昔は、何でも我慢でしたよね。我慢した先に何かあったのか?忍耐力はついたけど、もっと気楽にすごしたかったです。