生理痛で休むのが罪悪感…欠勤連絡がつらい時の職場への伝え方は?

私は生理痛が酷い方です。生理痛だけでなく、生理前にしんどくなる事が多くて、寝込んでしまうこともあります。婦人科には何度か受診し、今は、「ピル」を飲むことで症状が改善されています。飲む前と比べたら、かなり改善されたと思うのですが、それでも、頭痛や嘔吐、倦怠感で3~4日は、体を動かすのがしんどい時もあります。
今は在宅で仕事をしていますが、会社員時代の10年間、生理痛が原因で仕事を休むことが何度もありました。正直なところ、子供の事情で休むより、生理が原因で会社を休むことの方が多かったです。
でも、生理痛で会社を休むのって、罪悪感がありました。例えば、インフルエンザや発熱だったら、休むのは悪いと思いながらも「仕方がない」と思う部分もありました。でも、生理痛って、病気ではないし、人に感染するものでもありません。それに毎月起こることなので、どうしても、生理痛で休むのは罪悪感が生まれてしまうんです。
そして、罪悪感があるから、職場に休む連絡をするのが、とても辛かったです。そこで、生理痛で休むことの罪悪感とどう向き合うか、生理痛で休むことを職場へどう伝えるか、を経験をもとにお伝えします。
生理痛で休むのが罪悪感
生理痛で仕事を休むことに、罪悪感を覚える必要はないのかもしれません。でも、生理痛って、発熱と違って、その痛みや辛さが「数値」で表されないですよね。それに、インフルエンザのように、人に感染するものではありません。それに個人差もあります。

こんな風にいつも悩んでいました。自分が今感じている生理痛は、休むに値するレベルの痛さなのか、不安に感じていたんです。
私が勤めていた会社には「生理休暇」というものがありました。だから、制度上は、生理休暇で休めば良いと思うんです。でも、生理休暇をとって休むなんて、それこそ罪悪感で休めませんでした。生理休暇を取得している人は見たことがなかったので、上司が申請に困るだろうと思ったからです。
でも、世の中に、「生理休暇」というものがあるのだから、生理痛を理由に仕事を休むことは、非常識ではないはずです。それに病気ではないとはいえ、痛みや辛さがあるのは事実です。
だから、生理痛で休んだり、早退をしたり、遅刻をしたとしても、キチンと連絡をしているのであれば、「たかが生理痛で休むなよ」なんて、怒られることは無いはずです。

そうなんですよね、今の時代、「生理痛で休むな」なんて言われる事は、ないと思います。でも、休んで周りの人に迷惑を掛けることは事実なので、内心、どう思われるだろう、と不安でした。
そんな時、私は、自分に対して、
「じゃあ、今の状態で、仕事ができるの?」
と問いかけていました。生理痛で休むことに罪悪感を覚え、上司や同僚にどう思われるか?と気にはなるけど、「この辛い生理痛では仕事ができない」のは事実なのだから、仕方がない、そう思うようにしていました。
しんどいなか、無理やり職場に行って仕事をしても、つらい顔をしながら仕事をする事になったと思います。能率も悪く、ミスをする可能性もあります。こんな状態だったら、まわりの人に不快な思いをさせます。それなら、休んで体調を整えてから出勤する方が、きっと良いだろう、と思うようにしていました。
生理痛で休む時の職場への伝え方は?
生理痛でつらいし、休むしかない、と自分のなかで決心がついたとしても、職場へ連絡するのは、とても勇気がいりました。職場は女性が多かったですが、上司は、ほとんどが男性でした。だから、欠勤の連絡をするのは、男性の上司だったので、初めの頃は「生理痛」という言葉が言いづらかったです。
とは言え、嘘をつくのも嫌だったので、「生理痛が酷いので休みます」と伝えていました。でも、1~2ヶ月に1回は休んでいたので、ただ「生理痛」とだけ言うのは、だんだん辛くなってきたんです。

そこで、もっと具体的に症状を伝えるようにしました。
- 生理痛で嘔吐をしてフラフラする
- 生理痛で頭痛が激しくて倦怠感あるので寝込んでいる
- 生理痛で腹痛と腰痛で起きれない
など、ただ「生理痛」と言うと、何がつらいのか分からないけど、具体的に言うことで、辛さを分かってもらえるかな、と思ったんです。
「生理痛のつらさを理解して、休むことを許して欲しい」という甘い考えがあったわけではないですが、何度も休んでいる以上、ただ「生理痛」とだけ伝えるのではなく、詳しい体調を伝える必要があるかな、という思いもありました。
私の場合、嘔吐をすることがほとんどでしたが、通勤の途中で電車を降り、トイレに駆け込んだことも多かったので、そのような事情も上司に話していました。
すると、上司は理解を示してくれ、体調の心配をしてくれるようになり、責めるような事も全く言われませんでした。
ただ、かと言って、私が休んだことで、上司だけでなく同僚に迷惑を掛けたことは間違いありません。有休がなくなるくらい休んだので、本当に迷惑だったと思います。だから、出勤した時は、
- できるだけ働く
- 体調が悪そうな人には「私はたくさん休んでいるので、気にせず休んでください」と声を掛ける
など、自分にできる事はしていました。
生理痛で休むことは罪悪感がありますが、それを隠さずに、詳しい症状を上司に伝えたことで、上司も親身になってくれました。もちろん、良い上司だった、というところが大きいですが、

と思います。だから、「迷惑を掛けます、許してください」という訳ではないですが、「迷惑を掛ける時もありますが、できる限り頑張ります。そして、私には気にせず迷惑を掛けて下さい」という気持ちでやってこれました。
実際には、私ほど仕事を休む人はいなかったので、同じように迷惑を掛けられたことはなかったです。でも、私のなかでの気の持ちようが変わって、前向きな姿勢でいれたので、良かったと思います。
生理痛で休むのが罪悪感…欠勤連絡がつらい時の職場への伝え方は?―おわりに―
でも生理痛で仕事を休む時って、1日で体調が良くなるとは限らなくて、2日仕事を休むこともありました。2日目の時は、本当に何度も休んで申し訳ない気持ちでいっぱいになりましたが、仕事をできる状態ではない・・勇気を出して欠勤連絡をしますが、その後は罪悪感で寝れないんですよね。
だから、いつも休んだ日は、夕方くらいまでに体調が良くならないと、不安でいっぱいになっていました。何だか休んだのに、休み切れていなかったように思います。内気な性格の私には、「休む」って意外と難しい事なのかもしれません・・
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