実力以上に仕事ができると勘違いされて辛いときってどうしたらいい?

無理して仕事をがんばったら、仕事ができると勘違いされてしまった。
そうすると、周囲からの期待が高まって、しんどい思いをすること。
そんな時ってありますよね。
実は私も、自分の実力以上に「仕事ができる」と勘違いされて辛い思いをしたことがあります。
そんな時はどうしたらいいのか?これまでの経験からお伝えします。
優秀だと勘違いされる
私はとても心配性です。
特に仕事においては、いつもミスや問題が起きないかと心配しています。
その為、仕事の準備は念入りにしますし、何か問題が起きた時にすぐ対処できるように早めに仕事を終わらせます。

そんな私の仕事の仕方を見た人が、たまに私のことを優秀だと勘違いします。

確かに、仕事を念入りに準備をすることで問題を未然に防げたり、丁寧に仕事をすることでミスが少なかったりします。
でもそれって、「仕事ができる」とか「優秀だから」という事では全くないんです。

また仕事はできるだけ早く終わらせるようにしますが、それは仕事をするスピードが早いのではなく、取り掛かるのが早いだけです。

「ミスが少ない」「仕事が終わるのが早い」など結果だけを見て、「仕事ができる」と勘違いされますが、それは「ミスをするのが怖いから」とか「早く仕事を終えてしまいたいから」など、性格的な問題でそうなっているだけなんです。
能力的に優れていて「仕事ができる」わけではないんですよね。

まさに身を削って仕事をしている気分で、いつもいつも全力で走っている状態です。

それなのに周囲から「仕事ができる」と勘違いされると、もっと仕事を任されるようになるし、どんどん期待も上がっていきます。
「これ以上は頑張れないのに…」と思いますが、何とか期待に応えようとしてしまうんですよね。
仕事ができると勘違いされる時ってどうしたらいい?
このような状態になると、本当にしんどいです。
何の為に働いているのか?分からなくなってしまいます。

ではこのような状態にならないようにするには、どうしたらいいのか?
無理をしすぎない
「無理をしすぎない」と言われても難しいですよね。
でも私の場合、例えばトイレに行きたいのを我慢したり、喉が渇いても水分を摂るの我慢したりと、無理をしすぎることがよくありました。
さらに新しく仕事を教えてもらった時は、家で何時間もノートを見直したり、睡眠時間を削って復習したりもしていました。

健康を損ねるくらい頑張っても、結局はいざ仕事をする時に集中できなくなって、余計に時間がかかったりするんですよね。
健康で心が落ち着いている時の方が、冷静に判断ができます。

それに、仕事を続けていくことを考えると、仮に仕事が終わるのが多少遅くなっても、身を削りながら仕事をするより、心身ともに健康で働ける方がいいですよね。
だから「無理をしない」ということは、とても大切なことだと感じます。
「心配性なだけ」と伝える
例えば、「仕事ができるね」なんて言われたら、「心配性だから早く仕事に取り掛かってるだけですよ」と素直に答えます。
周囲から「優秀だね」と言われると、やっぱり嬉しくなって「ありがとうございます」と答えてしまうんですよね。

だから、「心配性なだけ」「仕事を早く終わらせてスッキリしたいだけ」など、本当のところを話しておくと、ちょっと気が楽になります。

全力を出すのは必要な時だけ
普段は無理をし過ぎないように働く、でも本当に大変な時は全力でがんばる。
つまり、全力で働くのは本当に必用な時だけにします。

もちろん、仕事なので責任を持っておこなうべきだとは思います。
でも、トイレに行くのや水分を摂るのを我慢してまで頑張るのは、本当に切羽詰まった時だけにして、普段は落ち着いて働くのがいいと思います。
その結果、自分の評価が下がってもそれを受け入れるくらいの気持ちの方が、結局は長く働ける気がするんですよね。

確かに上司や周囲からの評価は気になりますが、いつどんな時も全力で働いた結果「仕事ができる」と評価されても、後々にしんどくなってしまうと思います。
本当の実力を磨く
人それぞれ得意なことと苦手なことがある思います。
だから自分の得意なことで自己啓発に励み、何か人よりできることを見つけると、自分に自信がつくのではと思います。

自分の実力以上に頑張ってしまうのって、自分に自信がないからでもあると思うんですよね。
それに私のように心配性で、仕事の準備を念入りにし過ぎてしまうのも、自分に自信がないからです。
でも、何か1つでも人より秀でているものがあると、自分に自信が持てると思うんです。

頑張り過ぎないことも大切
このように見ていくと、頑張り過ぎないことって大切だと感じます。
無理に頑張った結果「仕事ができる」と評価されても、どんどん実力以上のことを任されるようになって、しんどい思いをするだけです。
ですので、長い間働き続けることを考えると、「頑張り過ぎないこと」は大事だと思うんですよね。

仕事はがんばる、でも頑張り過ぎないことも大切。
バランスが難しいですが、「心身ともに健康であること」が何より大切であるのは間違いないと思います。

それに健康を損ねると、そもそも働けないですよね。
だから、実力以上に「仕事ができる」なんて言われても、無理し過ぎることなく仕事をすると良いのかなと思います。
実力以上に仕事ができると勘違いされて辛いときってどうしたらいい?―おわりに―
「人前でしゃべるのが上手な人」も仕事ができる人と思われがちだと思います。
実際、私もそう思っていたのですが、必ずしもそうではないんだなと最近気づきました。
実は私の知り合いで、とても話が面白い人がいたんです。
とても言葉の使い方が上手くて、すごく頭のいい人なんだろうなと思っていたんですけど、ビックリするくらい周囲から批判されていて…。
しかも人前でしゃべるのは上手なんですけど、1対1で話すのは苦手なようで、本当に驚きました。
人の一面だけでは、どういう人なのか分からないものなんだなと思いました。
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