やる気をなくさせる上司ってどんな人?部下の心が離れるのはどんな時?
上司のひと言でやる気をなくす。
そういうことって、ありますよね。
上司に悪気はなくても、その言葉の影響って、けっこうあります。
ただ、いざ上司の立場となると、部下になんと声を掛けたらいいか?
迷うかもしれません。
そこで、部下の立場から、
- やる気をなくさせる上司ってどんな人か?
- 部下の心が離れるのは、どのようなときか?
- 部下の心を掴むには、どうしたらいいか?
について、これまでの経験をもとにお伝えします。
目次
やる気をなくさせる上司って?
実は、私が以勤めていた会社には、とてもやる気をなくさせる上司がいました。
初めのころは、「理想的な上司」と思ったくらい、素敵な上司だったんです。
でも、だんだん印象が変わっていったんですよね。
その上司がおこなったことで、「やる気をなくす」と思った行動は、次のとおりです。
忙しいのに知らん顔する
私がいた部署は、とても忙しいところで、毎日残業もしていました。
それに、絶対に時間内に、終わらせなければいけない。
そういうプレッシャーのある仕事をしていたので、毎日大変だったんです。
それなのに私の上司は、いつも「知らん顔」だったんですよね。
もちろん、上司には上司の仕事があるので、いつも気に掛けてほしとは思いません。
でも、「自分には関係がない」という様子が、見えたんです。
そんな上司の姿を見ると、やる気が下がってしまいました。
批判ばかりする
そしてその上司は、いつも部下の批判ばかりをしていました。
もちろん、ダメなところは注意されて当然です。
でも、本人に直接言うのではなく、陰で部下を批判する。
そんなことが多かったんですよね。
だから、「上司から信頼されていない」と感じることが多く、やる気が下がってしまいました。
登場するタイミングが悪い
そしてまた、その批判(注意)をするタイミングが、悪かったんですよね。
たとえば、残業をしていて、締め時間ギリギリで仕事が終わった。
そんなタイミングで、小さな注意をしてきたんです。
例を言うと、「この資料はなぜここに保管しているの?」とか、「このリストって必要なの?」など。
整理整頓に関わるような注意です。
正直なところ、「間に合って良かった。お疲れさま」と、
ひと言でも、労いの言葉があってもいいんじゃないか?
そう思うんですよね。
それなのに、力尽きたタイミングで、いつでもいいような注意をされ、
モチベーションがグッと下がりました。
細かすぎることを言ってくる
また、その上司が注意してくることは、とても細かいことばかりでした。
もちろん、細かなところまで注意をしてもらえるのは、有難いことだと思います。
でも、仕事の内容ではなく、「資料の束が1mmずれている」というような、
些細なことばかりだったんですよね。
ただ確かに、上司が言うように、資料の束を1mもずらさないように整えること。
それは、無駄なことではないと思います。
でも、タイミングが悪かったんですよね。
仕事の引継ぎを受け、まだ仕事が慣れないときに言われたので、
「今それを言われてもつらい」と思いました。
苦手なこと・苦手な人を遠ざける
またその上司は、少し人見知りな面があったので、苦手な人と距離をおく傾向にありました。
ただ、そのことに関しては、別に悪いことではないと思います。
でも、上司の場合は、それが周囲に分かるくらい、あからさまだったんですよね。
そのため、自分がその上司に好かれているかどうかが、すぐに分かりました。
だから、上司からあまり好かれていないと分かると、モチベーションがとても下がりました。
部下の心が離れるのはどんなとき?
このように、私の上司は、部下に対して「愛情」のようなものを感じませんでした。
なんというか、
- 信頼されていない
- 批判をされる
- 問題が起きると「あなたが悪い」という前提で話をされる
このような状態だったので、日に日に上司から心が離れていったんですよね。
何か大きなきっかけがあったわけではなく、日々の積み重ねで、上司から心が離れていきました。
でも、上司の言葉の端々から、「部下を信用していない」とか、「自分を守りたい」など。
そのようなことを感じられたので、少しずつ上司から心が離れていきました。
部下の心を掴むには?
このように、部下の心が離れたら、取り戻すのは大変です。
でも反対に、部下の心を一度掴むと、上司を信頼する気持ちはずっと続きます。
では、どうやって部下の心を掴めばいいか?
それは、「部下を信じて、部下に愛情を持って接すること」です。
実は私には、さっきの上司とは別に、心から信頼できる上司もいました。
その上司は、仕事で困ったときはいつも助けてくれ、どんなときも味方になってくれました。
さらに仕事だけでなく、体調を気に掛けてくれたり、部下の立場にたって物事を考えてくれたんですよね。
そのため、私だけでなく、他の職場の人も、その上司のことを信頼していました。
私は、その上司のことは、会社を辞めた今も信頼しています。
なんというか、上司としてはもちろん、人として信頼しているんですよね。
このような信頼できる上司のもとで働けて、本当に良かったと感じています。
上司という立場になると、部下からあれこれ思われて大変ですよね。
でも、上司が愛情を持って接してくれてたら、だんだんそれが伝わってきます。
表面上ではなく、心から部下のことを考えてくれたら、次第にその気持ちは伝わるはずです。
ただ反対に、「仕事だから」とか「仕方なく」など、投げやりな気持ちで部下に接していたら、それも伝わります。
だから、本心は意外と伝わりやすい。
そのことを気に留めてもらえたら、うれしいです。
やる気をなくさせる上司ってどんな人?部下の心が離れるのはどんな時?―おわりに―
私は上司のことを、あれこれ批判するようなことを言いましたが、その上司は決して悪い人ではありません。
ただ気が小さい面があって、人を信用できないような一面があったと思うんですよね。
そのため、上司という立場になると、私のような部下にあれこれ思われたんだとも思います。
上司と部下も相性ってありますよね。
人間関係って本当に難しいです。
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