何を言っても「はい」しか言わない繊細でおとなしい部下は何を考えている?
何を言っても、「はい」しか言わない大人しい部下。
何を考えているのか?
分かりませんよね。
それに、どうしたら本音を話してくれるのか?
それも疑問です。
そこで、
- 怒ったときに、「はい」しか言わない繊細な部下は、何を考えているか?
- 怒ったときに、「はい」しか言わない繊細な部下には、どう接したらいいか?
について調査しましたので、これまでの経験も含めてお伝えします。
目次
なぜ何を言っても繊細な部下は「はい」しか言わないのか?
実は、私が勤めていた会社では、「はい」しか言わない部下が多かったです。
部長が怒ると、とても怖かったので、課長たちが「はい」しか言わなくなったんですよね。
そんな直属の上司を見ていると、「はい」しか言わなくなる気持ちがわかるなって、思いました。
なぜなら、私の直属の上司は繊細な一面があったのですが、私も同じように繊細すぎる性格だからです。
そんな繊細な直属の上司は、なぜ「はい」しか言わない部下になってしまったのか?
怒鳴られて恐縮している
まずは、怒鳴られて恐縮している、というのが大きな理由です。
たとえば、一度でも強く怒鳴られると、その恐怖心が残るんですよね。
そのため、次に怒られたときは恐縮して、「はい」しか言えなくなります。
何を言っても怒られる気がする
また、一度でも激しく怒られると、何を言っても怒られる気がする、ということがあります。
自分では正しいと思っても、否定をされ続けると、だんだんそんな気になってくるんです。
相手の言葉が頭に入らない
また、相手に苦手意識があると、話し掛けられただけで緊張します。
そうすると、何を話したかわからない状態になるんですよね。
そのため、まともに返事ができず、「はい」しか言えなくなります。
余計なことは言わない方がいいと思っている
また、余計なことは言わない方がいいと思っているから、という場合もあります。
何かしゃべると、そこからいろいろ言われる。
そのようなことが、あるかもしれませんよね。
そのため「はい」しか言わずに、会話をすぐ終わらせようとします。
何を言っても「はい」しか言わない部下にはどう接したらいい?
では、このように「はい」しか言わない部下には、どのように接したらいいか?
距離をおく
まずは、できるだけ距離をおく、というのが1つです。
「はい」しか言わない部下は、恐縮してしまっています。
そのため、一度距離をおいて、部下の心が落ち着くのを待ちます。
部下が心を開いている人に間に入ってもらう
そして、部下が心を開いている人に間に入ってもらう、というのもいいです。
その方が、何を言っても「はい」しか言わない部下は、気が楽なんですよね。
だから、何か仕事の話をしたいときは、誰かに間に入ってもらう。
そのようにするといいですよ。
仕事ぶりを褒める
そして、仕事ぶりを褒める、というのもいいです。
繊細な人は、怒られるのが苦手ですが、褒められるのは大好きです。
だから、「はい」しか言わない部下を褒める。
そうすると、だんだん恐縮する気持ちが、和らいでいきます。
怒鳴らない
そして、何か注意をしたいことがあっても、怒鳴るのはやめておきます。
優しい口調で、「こういう点が間違っている」と、落ち着いて説明するんです。
そして、部下が返事しやすいように、具体的に質問をするといいですよ。
たとえば、「○○を○○と判断したのはなぜ?」とか、「○○はどう言っていた?」など。
繊細な部下は怒られてると引きずってしまう
繊細な性格の人は、仕事中は緊張をしていることが多いです。
慣れた仕事であっても、「ミスをするかもしれない」とか、「何かトラブルが起きるかもしれない」など。
とてもビクビクしているんですよね。
そのため、ミスは少ないのですが、反対にミスが起きたときはかなり焦ってしまいます。
ただもちろん、仕事なのでミスの対応はします。
焦りながらも、必死に誠実に対処はするんですよね。
でも、そのミスについて上司に怒鳴られると、もう本当に委縮してしまうんです。
上司に怒られる前に、自分で自分を散々責めています。
それに、ミスしたことによる動揺も、なかなか収まりません。
そんななか、上司にきつく怒られると、心が折れてしまうんですよね。
そのため、上司に何を言われても、「はい」しか言えなくなってしまうんです。
だから、繊細な部下に対しては、強い口調で怒ることは避けた方がいいです。
というより、怒鳴ったところでプラスになることはありません。
「はい」しか言わない大人しい部下。
上司からすると、もっと「しっかりしてほしい」なんて思いますよね。
確かに仕事なんだから、「はい」しか言わない部下は、もっとしっかりした方がいいです。
でも、「はい」しか言えないくらい恐縮してしまって、自分でもどうにもできない状態なんです。
そのため、ちょっと面倒かもしれませんが、繊細すぎる部下には優しく接した方がいいです。
その方が、仕事のパフォーマンスが上がります。
「はい」しか言わない部下。
接し方次第では、「仕事ができる部下」になるかもしれませんよ。
何を言っても「はい」しか言わない繊細でおとなしい部下は何を考えている?―おわりに―
「はい」しか言わない部下である私の直属の上司は、実は仕事ができる人でもあります。
のびのびと仕事ができる環境だと、大変な仕事でもやってのけます。
でも、怒られることが苦手で、怒鳴られると委縮してしまいます。
そうなると、「はい」しか言わない部下になってしまうんですよね。
環境次第で、人って変わるんですね。
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