HSPで親と合わないと思った時にできる唯一の対処法ってなに?【体験談】

自分がHSPで、親が非HSP。
すると、なんとなく親と合わない。理解されない。
そう感じることってありますよね。
実は私も、私がHSPで親が非HSPです。
とても優しい両親なのですが、いつも「人に迷惑を掛けるな」「しっかり頑張れ」と、言われていたような気がするんですよね。

ただ、私が大人になり家庭を持つと、親とは良好な関係を築けるようになりました。
そしてその時に、「HSPで親と合わない時と思った時はこうするしかない」と、ある対処法を思いついたんです。

そこで、HSPで親と合わないと思った時にできる唯一の対処法は何か?について、経験をもとにお伝えします。
目次
HSPであることを親に理解されない
私が子供の頃は、「HSP」という言葉はありませんでした。
だから、当然親は私のことをHSPだなんて思っていません。
でも、私は内向的な性格で泣き虫だったし、かなり甘えん坊だったので、「他の子より面倒だな」と思ったことはあったと思います。

ただ昔って、幼稚園に行くのを嫌がっても、無理に連れて行くのが当たり前。
「○○をしたくない」と言っても、「わがままを言うな」と怒られるのが普通。
そんな感じだったので、HSPには辛い環境でしたよね。

だから、私は親から怒られるのが怖くて、ずっと「いい子」を演じていたんですよね。

そのため勉強も人一倍頑張ったし、習い事や学校生活も、ずっと無理してがんばってきたんです。
本当は勉強は嫌いだったし、習い事も辞めたかった。
学校に行くのだって、しんどかった。
でも、そんなこと言葉にできる雰囲気ではありませんでした。
親にそんなこと言えるはずもなかったんですよ。
だって、親はそんな私の気持ちに、微塵も気づいていなかったからです。

本当は傷つきやすいし、緊張をしやすい。
それに、友達に気を遣うのも疲れる。
だから学校なんて行きたくない。家で1人でゆっくりしていたい。
そう思っていたけど、そんな事を言ったら、
「甘えたことを言ってはいけない」
「それはわがままだ」
「みんなも大変だけど頑張っている」
そう親に言われたんじゃないかと思います。

HSPは小さい頃からずっと親に気を使っている
HSPって、親から怒られることが極端に怖いですよね。
ちょっとした注意であっても深く傷つくし、冷たい態度を取られると辛くなる。

なんというか、親って絶対的な存在で、否定をされると本当に辛いんですよね。
ただ反対に、親から褒められると、めちゃくちゃ嬉しい。
だから、「親に否定されない為に」「親から褒めてもらう為に」、いい子を演じていました。

ただこんな事を言うと、私の親が厳しすぎたり、子供に愛情を持っていなかったのか?と思われるかもしれません。
でも実際のところは、どちらかというと、私の親は愛情深い人だと思います。
とても優しい両親だし、真面目で尊敬もできます。

ただ、私が繊細すぎたので、親の想像を超えるくらい傷つきやすかったんですよね。
それに時代的にも、「子供が間違ったら厳しくする風潮」があっただけだと思います。

でもそれが分かっていても、HSPだと親に気を遣ってしまうんですよね。
大人になった今でもそれは変わらないし、厳しい言葉を受けると傷ついてしまいます。
親は悪くない。自分が繊細すぎるだけ。
そう分かっていても、「もっと優しくしてもらいたかった」とか「もっと寄り添ってほしかった」と思う気持ちは消えないんですよね。
HSPで親と合わないと感じた時の唯一の対処法
だから結局のところ、子供の頃と大人になった今。
何も変わってないんですよね。
親に否定されたくないし、親に褒めてもらいたい。

でも、私の年代の親は、「HSP」というものを理解できないと思うんですよね。
「繊細すぎる人」なんて、「そんな人いるの?」という感覚だと思います。

おそらく、「周囲が甘やかすからそうなる」とか、「思い切って行動しないからダメ」など、HSPに対して否定的だと思うんですよね。

だから、親に「HSP」を理解してもらうのは、無理だと思った方がいいと感じています。
ただ、親にHSPを理解してもらわないと、ずっと「親と合わなくて辛い」と思い続けないといけない気がしますよね。
でも私の場合、親にHSPを理解してもらわなくても、いい関係を築けるようになったんです。

それは、親と距離を置いたこと。
親と物理的に距離を置いたことで、親といい関係を築けるようになったんですよね。
といっても、私が結婚して家庭を持ったので、自然と距離ができたのですが、これが良かったです。

親と会う回数が減ると、たまにしか会わないので、お互いに「嬉しい気持ち」で会えるんです。
それに、いつも久しぶりに会って会話をするので、楽しい話ができるんですよね。

そして、何か「言いたくないこと」がある場合も、無理に話す必要はないですよね。

このように、親と適度な距離感ができたことで、会う時はだいたい楽しく過ごすことができるようになりました。
そして、だんだん親といい関係を築けるようになっていきました。
そうして気づいたんですよね。
「親と合わないと思った時は距離を置くしかない。」

いくら親子であっても、相性ってありますよね。
それにHSPと非HSPとでは、分かり合えない部分はあると思います。
相性が良くない。お互いに理解し合えない。
そのような場合、もし他人だったら距離を置きますよね。

でも、たとえ親子であっても、同じことが言えると思うんですよね。
親子であったとしても、相性の合う・合わないはあるのだから、合わないと思うなら距離を置く。

ただ確かに、親子で距離を置くなんて、少し寂しい気もします。
でも、無理して辛い思いをするよりも、いい距離感を保っていい関係を築く方が、よっぽどいいと思うんですよね。

HSPって生きづらいですよね。
細かなことが気になるし、不安な気持ちになることも多いです。
だから、仮に親子の関係であっても、無理をしたらダメだと思います。
自分が笑顔で幸せでいること。
そのことが結局のところ、親が望むことであるし、他の家族を幸せにすることにもなります。
だから、無理をしなくていい。
HSPで辛い思いをたくさんしているのだから。無理をしなくていいんです。
たとえ親子であっても。無理をしないこと。
そのことが、何よりも大切です。
HSPで親と合わないと思った時にできる唯一の対処法ってなに?【体験談】―おわりに―
私は高校生くらいの時から、「母とは合わない」と思っていました。
何が合わないかを説明するのは難しいですが、何かが合わない。
そう感じていたんですよね。
でもきっと、母も私とは合わないと思っていると思います。
親子であっても相性はある。半分は母の遺伝子なのに、不思議な気もしますね。
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