些細なミスで落ち込みすぎる部下!傷つけない注意の仕方とは?
些細なことで落ち込む部下。
ちょっと注意をしただけで、頭が真っ白になっている様子。
そんな部下がいると、困りますよね。
でもそんな部下の気持ち、とてもわかります。
なぜなら私も、仕事でミスをすると、何日も暗い気持ちになるからです。
でも、実のところ、必ずしも何日も落ち込むわけではありません。
注意のされ方や上司の対応次第で、落ち込み具合が違ってくるんです。
では、どのように上司に注意をされたら、それほど落ち込まないのか?
落ち込みやすい部下の視点でお伝えします。
些細なミスで落ち込む部下の気持ち
そもそも、些細なミスで落ち込む部下は、なぜそんなに傷つくのか?
上司に注意をされた時は、どんな気持ちなのか?
- ミスしたことを受け入れられない…
- 怒られるのが怖い…
- ダメなやつだと思われた…
- 迷惑を掛けてしまって罪悪感…
このように思ってしまい、頭の中が真っ白になります。
そして、心臓がバクバクして、何も手につかない状態に。
なんというか、ミスした時の「血の気が引く感覚」が消えなくて、ずっと引きずってしまうんですよね。
なかなか落ち着くことができなくて、切替えができないんです。
そして、そんな自分のことを、上司は「扱いにくい」と思っている。
そのことも分かっているので、余計にミスしたときは落ち込んでしまいます。
そしてこのことは、どんなに些細なミスでも同じです。
ちょっとしたことであっても、上司の指示通りにできなかった。
その意味では同じなんですよね。
落ち込みやすい部下への注意の仕方って?
では、このように些細なミスで落ち込む部下には、どのように注意したらいいか?
それは、ひと言でいえば「ミスをしても大丈夫」と大きな心で接することです。
実は以前、私は仕事であるミスをしてしまいました。
お客様へ出荷する商品を、間違えて違う所に出荷してしまったんです。
その時、同じ社内の担当だった営業マンに、そのミスを報告して謝罪したんですよね。
すると、その営業マンが、
「ミスをしたら先方にごめんなさいって言うだけだよ。気にしないで。あっ、でも納期だけは確認しておいてね。」
と笑顔で言ってくれたんです。
そしてそのように優しく対応して下さったおかげで、その後のミスを冷静に対処することができました。
本当なら、出荷先を間違えるなんて、怒られて当然です。
でも、「ミスは誰にでもあること」「そういうこともあるから気にしないで」と優しく対応してもらえた。
むしろ、落ち込む私を慰めるように、笑顔で接してくださったんですよね。
そのため、私はミスした後も冷静になることができました。
ミスをしたのに慰めてほしいなんて、甘えすぎな気もします。
でも、結果的にそうしてもらえる方が、ミスを引きずらずに冷静に対応できるんですよね。
ただ私の上司は、このような私の気質を理解していたのか、私に対して怒鳴ることはなかったし、ミスをした時も「大丈夫」と慰めてくれました。
私は落ち込みやすくて面倒な部下だったと思います。
でも、その上司のおかげで、のびのびと働くことができました。
もし上司が、大きな声で怒鳴るような人だったら、休職をしたり、仕事を辞めたりしていたかもしれません。
でも、私の気質を見極めて、優しく接してくれた上司のおかげで、10年以上働くことができました。
だから、些細なミスで落ち込む部下に注意するときは、慰める気持ちで伝える。
そうすると、部下は必要以上に心を乱しません。
面倒かもしれませんが、「ミスを素直に言ってくれてありがとう」「一緒に解決方法を考えよう」。
このような気持ちで接すると、落ち込みやすい部下は、上司を信頼します。
些細なミスで落ち込む部下は、普段からビクビクして仕事をしています。
おそらく心配性でもあるので、ミスがないように人一倍に気を配っているはずです。
それなのにミスをしてしまった。
そう考えると、ミスをした時に落ち込みすぎてしまう部下の気持ちが、少しはわかるかもしれません。
些細なミスで落ち込む部下って面倒ですよね。
もっとタフでいて欲しいし、手間がかかると思うかもしれません。
でもそんな落ち込みやすい部下は、普段から優しく接すると、意外と心を開いてくれたりします。
そのため、そんな部下には、普段から優しく声を掛け、ミスした時は慰める。
そのようにすると、上司を信頼し、パフォーマンスを発揮するはずですよ。
些細なミスで落ち込みすぎる部下!傷つけない注意の仕方とは?―おわりに―
私のように落ち込みやすい人を、「何でそんなに落ち込むの?」と思いますよね。
でも、私は、脳の偏桃体の働きが強くて、不安を感じやすいです。
そしてこの事は、病気ではなく気質なので、変えることができません。
だから、10年以上同じ会社で働いていましたが、「落ち込みやすさ」は変わりませんでした。
世の中にはそういう人もいる、そう頭の片隅においてもらえたら、嬉しいです。
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