【不登校の子にかける言葉】先生から言われて繊細な娘が元気になった言葉とその効果は?

うちの小学4年生の娘は、3年生の2学期に不登校になりました。
その時、担任だった先生は、とても熱心に娘のことを考えてくださいました。
そのおかげで、4年になった今は週に2~3回学校へ行っています。
今思えば、あの時先生が娘に掛けて下さった言葉が、今の娘の成長につながったと感じます。
そこで、娘が不登校になった時に、担任の先生がどのように声を掛けてくださったか。その言葉にはどのような効果があったか、をお伝えします。
繊細な性格で不登校になった娘
娘が不登校になった原因は、1つではありません。
朝お腹が痛くなったり、起きる上がるのが辛かったり、気持ち的にしんどかったり。
その理由はいろいろあります。
ただ、ざっくりと言えば、娘は繊細すぎる性格なので、学校生活が合わなかったのだと思います。

特に問題はないように見えるのに不登校になった娘。
でも、本人としてはずっとしんどい思いをして頑張っていたようです。

そのせいか、娘は不登校になる前から「学校は嫌い」「学校なんて壊れてしまえ」とよく言っていました。

だから不登校になってからも、学校のことは嫌いなままで、2ヶ月くらいは何もしない毎日を過ごしていました。
先生から言われて繊細な娘が喜んだ言葉は?
そんなある時、担任の先生が私に図工の教材を渡してくれました。

そして、家へ帰って娘に「先生から図工の教材もらったよ」と渡したんですよね。
でも娘は全く興味を示しませんでした。

そこで、私は、

と言って、作品を作り始めました。
そうすると娘も興味を示し出し、結局は一緒に作品を最後まで作りました。
そして数日後、その作品を私だけ学校へ行き、先生に渡しました。
そうすると先生は、

と、とても褒めて下さいました。
そして家に帰り、その事を娘に報告しました。


ただこの事をきっかけに、先生から図工の教材をもらうようになり、その教材全てを娘は作るようになりました。
そして作品を提出する度に先生は、


などなど、たくさん褒めて下さいました。
そして、そうしていくうちに、娘はどんどん自信をつけ、先生に褒められるのが嬉しくなったようでした。
先生の言葉は繊細な娘にどんな効果があった?
そしてある時、先生から「クラスのお楽しみ会で使うおもちゃを作ってほしい」と言われたんです。
それは娘が作るのが得意なおもちゃで、「クラスの為に作ってほしい」と言われました。
娘にそのことを伝えると、

と言って、数日の間にたくさんのおもちゃを作り上げました。
そして、せっかく娘が頑張って作ったおもちゃだったので、これは一緒に学校へ持って行こうと決心しました。
そして無理矢理ではありましたが、娘を連れて学校へ作った物を持って行きました。

そうすると担任の先生はとても喜んでくれて、

と何度も何度も褒めてくれました。

そして、この日以来、図工の作品を持って行く時は、娘も一緒に学校へ行くようになりました。
さらに、図工の作品がない時は、自分で何か作品を作り、それを先生に見てもらいに放課後に学校へ行くようになりました。

そして先生は、学校へ行く度に笑顔で迎えてくれて、いつもいつも子供を褒めて下さいました。
また褒めるだけでなく、クラスのお仕事を与えてくれて、娘に「クラスの一員であること」「誰かの役に立っていること」を感じさせて下さいました。

そうして放課後に学校へ行くことが習慣になり、少し勉強もするようになりました。
そんな毎日を過ごしていて、放課後に学校へ行くことに慣れてきた頃、娘がこう言いました。

娘は、放課後ではなく、昼間の授業に行きたいと言ったんです。
数ヶ月前までは、「学校は嫌い」「学校なんて壊れろ」と言っていたのに、「学校に行きたい」という気持ちが芽生えたようでした。

このように、娘が学校へ行かなくなってから、「学校へ行きたい」と思えるようになったのは、担任の先生が愛情深く娘に接してくださったおかげです。
そして、娘をたくさん褒め、クラスの一員として役割を与えて、人の役に立つ嬉しさを与えて下さったからです。

私もそばで見ていて、娘がどんどん元気になっていくのを感じました。
そして、先生が本心から娘を心配し、娘の為にどうしたらいいか?を考えて下さっていることも伝わりました。
おそらく娘にも、そのことが伝わったんだと思います。
だから自然と「学校へ行きたい」という気持ちが芽生えたんじゃないかと思うんですよね。

当時の先生には心から感謝しています。
学年が変わった今も、まだ毎日は登校していませんが、この時のことが基盤にあるので、娘は毎日元気に過ごしています。
【不登校の子にかける言葉】先生から言われて繊細な娘が元気になった言葉とその効果は?―おわりに―
当時を振り返ると、娘だけでなく、母親である私も先生に支えられていたと感じます。
娘がどんどん元気になり、私も嬉しかったですし、頼りになる先生でとても安心できました。
子供が不登校になると、戸惑うことが多かったですが、先生のクラスになれたことは本当に良かったと思います。
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