HSPの人ってめんどくさい?上手く付き合うにはどうしたらいい?

HSPの人はとても繊細で、不安や緊張を感じやすく傷つきやすいです。
私はそんなHSPなのですが、自分で自分のことを「面倒な性格だな」って思います。
そんなHSPと付き合うのは、正直なところ大変だと思うんですよね。
でも、HSPの人は良心的で他者を責めるのが苦手です。
だから私は、そんなHSPの人がけっこう好きなんですよね。
ただ、HSPの人と上手く付き合っていくには、HSPについて少し知っておくと、戸惑うことがないと思うんです。
そこで、HSPの視点から、HSPと上手く付き合っていくにはどうしたらいいか?をお伝えします。
目次
HSPの人はめんどくさい?
HSPの人はめんどくさいか?
そう言われると、私なら迷わず、

と言ってしまいます。
なぜならHSPは、
- 些細なことも深く考え過ぎてしまう
- 急な変化に弱く動揺してしまう
- 忙しくて疲れると、1人で静かに過ごせる場所でこもる
- 他人に共感しやすく、対人関係で疲れやすい
- 音や匂いや光などの刺激に敏感
- とても疲れやすい
- 不安や恐怖を感じやすい
などの特徴があるからです。
日常生活で、特に強く感じるのが
- とても疲れやすい
- 不安や緊張を感じやすい
とにかく、人よりもかなり疲れやすいんですよね。
今思い返せば、子供の頃から疲れやすかったです。

でも、子供の頃から運動が得意で、中学・高校と運動部だったんです。
だから、運動不足で体力がないってことは、なかったと思うんですよね。
今思えば、情報をたくさん受け取って疲れていたと分かるのですが、当時は「人より疲れやすいな」なんて漠然と思っていました。

そして、特に人と接すると疲れてしまうんですよね。
たとえそれが仲が良い友達でも、家族や恋人であっても、どうしても疲れてしまいます。

だからHSPの人は、「人が嫌い」「人に興味がない」なんて思われることもありますが、そういう訳でもないんですよね。
確かに疲れすぎると、「人と関わりたくない」「人と会いたくない」と思う時はあります。
さらに傷ついていたり嫌な出来事があると、「人が怖い」と思ってしまうこともあります。

だから、HSPの人と接するのは面倒だなと思うかもしれません。それに、そんなHSPのことを理解できない人もいると思います。

またHSPは、とても些細なことで不安や緊張を感じてしまいます。
まわりから見ると、「たったそれだけの事で?」と思うかもしれません。
例えば、時間指定の荷物を持っている時は「いつ届くかな?」とドキドキしますし、外から車の音が聞こえると「配送車が来た!?」と反応してしまいます。

こんな様子を見ると、非HSPの人はイライラしてしまいますよね。
HSPは誰でも当てはまる?
ただHSPではない人でも、時間指定の荷物を待っている時は、「まだかな~?」と思うと思いますし、人と接すると疲れると思います。

非HSPの人からすると、そんな風に感じるかもしれません。
ただHSPからすると、その感じ方の「深さ」が違うんですよね。
例えば、非HSPの人が感じる不安が「3」だとすると、HSPが感じる不安は「10」くらい。そんな感覚なんです。

だから、例えばHSPのチェックリストをおこなうと、非HSPの人でも当てはまる項目はあると思います。
でも、HSPである私がチャックリストをおこなうと、迷うことなくほぼ当てはまる、という感じなんです。
HSPの人と上手く付き合うには?
そんなHSPのことを、非HSPの人が見ると、いろいろな事が「おおげさだな」と感じると思います。
でも実際のところは、同じ事柄でも多くの情報量を得るので、疲れやすいんですよね。
そんなHSPと上手く付き合っていくには、どうしたらいいか?
HSPの私が思う「非HSPの人にコレを分かって欲しい!」というものをお伝えします。
1人の時間が欲しい
HSPはちょっとした刺激にも敏感なので、とにかく疲れやすいです。
だから、1人で何も考えずにボーっとする時間が必要なんですよね。

1人で部屋にこもると、「不機嫌なのかな?」「体調が悪いのかな?」なんて思うかもしれませんが、ただリラックスする時間がほしいだけです。
だから、HSPが1人で部屋にこもった時は、何も言わず見守ってもらえたらなと思います。
2~3時間でも人といると疲れる
HSPはたった2~3時間でも、人と一緒にいると疲れてきます。

例えそれが楽しい時間であっても疲れるんですよね。2~3時間すると疲れて口数が減ってしまいます。
だから一緒に外出をする時は、早めに帰れるような予定にしてもらいたいです。
ただ、2~3時間以上は外に出れないわけではないので、1日外出する時は、次の日が休みの時にしてもらえたら嬉しいです。

寝る時間が早い
HSPは疲れやすいので、睡眠時間が長いです。
だから夜は早めに寝ます。

HSPにとって睡眠は本当に大事です。睡眠不足になると心身ともに疲れ切ってしまいます。
だから、夜遅くに連絡を取るのは難しいですし、あえて返事をしない時もあります。
でもそうしないと、次の日を頑張ることができないんですよね。
HSPにとって睡眠は大切、このことを理解してもらえたら嬉しいです。
返事が遅い
物事を深く考えるので、メールやLINEなどの返事が遅くなってしまいます。

相手の立場にたっていろいろ考えていると、返事の内容に迷うんですよね。
そうすると返信がなかなかできないんです。
だから、HSPの人がメールやLINEの返事が遅い場合は、あれこれ考えているんだなと思ってもらえると嬉しいです。
音や匂いなどの刺激に敏感
HSPの人は、大きな音やきつい匂いなどが苦手です。
だから、人混みや音楽の音量が大きいお店などには、できるだけ行きたくありません。

私の場合、特に音に敏感なので、テレビのボリュームが小さめです。
非HSPの人にとっては普通の音量でも、私にとっては大きすぎて辛いんですよね。
だから、私に合わせてテレビの音量を小さくしてほしい、とまでは言いませんが少しボリュームを下げてもらえたら嬉しいです。
HSPは人によって、特に「音に敏感」とか「匂いに敏感」とかあると思います。

不安を感じやすい
HSPの人は不安を感じやすいです。
それは人より偏桃体の動きが活発なためで、努力でどうにかなるものではありません。

でも、ちょっとした事でも不安を感じやすいんですよね。
だから「そんなこと気にしなくてもいいのに」とか「そんな事どうでもいい」など言われると、けっこう辛いです。

だから、HSPは人より不安を感じやすい、ということを理解しておいてもらえたら嬉しいです。
そして、不安そうにしていたら「○○だから大丈夫だよ」と優しく声を掛けてもらえたら…なんて思います。
「非HSPの人に分かってほしい事柄」について書いてきましたが、改めて見返すとやっぱりHSPって面倒ですね…。
でも、HSPには良い面もたくさんあるんです。

だから、HSPのことを少しでも理解してもらえたら嬉しいです。
HSPの人ってめんどくさい?上手く付き合うにはどうしたらいい?―おわりに―
HSPは物事を深く考えるし、不安を感じやすいので、先々のことを考えて準備をすることが多いです。
だから私は大抵 人よりも準備万端なことが多いのですが、この前 自分よりも準備ができている人を見掛けて、この人は絶対にHSPだと思いました。
そして、ここまで深く考えて用意することができるなんて、本当にすごいと尊敬もしたんですよね。(おそらく頭の良い人だと思いました。)
HSP同士でも、物事を感じる深さって違いますよね。
その事を改めて感じた出来事でした。
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