HSPの私に嬉しいピアノの効果にはどんなものがある?どれくらい効果を感じる?

HSPは心が敏感なので、芸術的な感性が鋭かったり、芸術作品を見たり聴いたりして、深く感動すると言われています。
私はHSPなのですが、小1から中2までの8年間、ピアノを習っていました。HSPで芸術的な感性が鋭いからピアノを習った訳ではなく、ただピアノへの憧れがあり、まわりの友達も習っていたから始めただけです。
でも大人になってから調べてみると、ピアノには様々な効果があることが分かりました。
そしてそのなかには、HSPにとって、とても嬉しい効果もありました。それはどのようなものか?
また、芸術作品に深く感動するといわれるHSPの私は、ピアノの効果をどれくらい感じているか?
これらについてお伝えします。
HSPに嬉しいピアノの効果には何がある?
ピアノには様々な効果があります。
脳の働きをよくしたり、記憶力を高めたり、東大生はピアノを習っていた人が多いようですが、それが頷ける効果があるそうです。
しかし、不安やストレスを感じやすいHSPにとっては、それらの効果も大事ですが、それよりも嬉しい効果があります。
それは、
- ストレス発散
- 精神安定
- リラックス効果
ピアノを弾くとストレス発散になる、というのは私も身をもって感じています。

これは、ピアノを弾くと、ドーパミンというホルモンが分泌されて「幸福感」や「意欲」を感じるからだそうです。HSPにとっては、とても嬉しいピアノのメリットです。
また、ピアノを弾いて、そのメロディーを聴くことで、セロトニンという神経伝達物質が分泌されるそうです。セロトニンは、精神の安定や睡眠の質に深く関わっています。
セロトニンが不足すると、イライラ感やストレスや疲労、睡眠の質の低下など、HSPにはつらい症状が起こるようです。セロトニン不足ってとても恐ろしい…。

HSPという繊細な感覚を持つ気質なので、毎日が不安やストレス、精神的な疲れとの戦いなんですよね。
だから、1つでも多く、不安を和らげる方法や、精神を安定させてリラックスできる方法を持っている方が良いです。
ピアノは、その効果から見ても、家で1人でできるという点から見ても、HSPにとって、とても良いものだと感じます。
ピアノの効果をどれくらい感じる?
でもそのピアノの効果は、一体どれくらいのものなのか?
HSPで芸術作品に深く感動しやすいからといって、一概にピアノの効果を高く感じるとは限らない、そんな気もします。
そこで、自分の過去を振り返ってみました。
習い始めの頃はピアノが楽しかったけれど、だんだん練習が嫌になっていた。
学校で友達とピアノを弾くのは好きだったけど、習いに行くのは面倒だった。
練習は週に1回しかしていなかった。
今まで練習した曲をたまに弾いていた。
ピアノが楽しくて好きだと感じるようになった。
弾き始めたら2時間ほど弾き続けている時もあった。
ピアノを弾くと、爽快な気分になったり、感情が音にのっている感覚になって楽しかった。
家にピアノがなくなったので、弾く機会がなくなった。
お店に置かれているピアノを見ると弾きたい気持ちになっていた。
久しぶりに弾いたピアノはとても楽しかった。
昔よく弾いた曲を弾くと、懐かしくて何度も弾いた。
それぞれの曲の好きな部分を弾くと心が揺さぶられた。
ストレスを感じると、ピアノを弾きたくなった。
ピアノを弾いた後は爽快な気分になった。
このように見てみると、ピアノを習っていた時は、弾きたくなくても練習をしないといけなかったので、あまりピアノが好きではありませんでした。
でも、ピアノを習うのを辞めてからは、自由に弾くことができたので、ピアノがとても楽しく感じました。
そうすると、ピアノを弾く時に感情がのってきて、ストレス発散になったり、精神安定につながったり、リラックスできたりするようになりました。
そして結婚して家にピアノがなくなると、たまに「弾きたいな」と思う程度で、それほど困ることはありませんでしたが、電子ピアノを買って、いつでもピアノが弾ける状態になると、何度もピアノを弾くようになりました。
改めて、ピアノの魅力を実感して、昔と同じように感情にのせてピアノを弾くと、とても気持ちが爽快になりました。

私は非HSPになった事がないので分からないのですが、自分の感情がピアノを弾く指にのっていくというか、曲調に自分の感情が交わっていく感覚って誰でもあるものなのでしょうか。
もしそのような感覚が、HSPならではのものであれば、HSPにとってピアノはとても効果があるものだと感じます。
自分の好きな曲であれば、メロディーを頭の中で想像するだけで、感情が揺さぶられます。よく考えたら不思議ですよね、実際に音は鳴っていないのに…。
もしそのような事が誰にでもあるものではなく、HSPだからこそ感じ取れるものだとしたら、HSPのピアノの効果は深いものかもしれない、と思いました。
また、少し別の話になりますが、少し前、うちの小3の娘が、夜なかなか寝つけなかったので、自律神経を整えて眠りにつきやすくなる音楽を聞いて寝てみることにしたんです。
すると、娘には効果がなかったのですが、私にはとても効果がありました。
(娘もHSPですが、癒しの音楽が聴き慣れていなかったり、じっと目を閉じていることが難しかったので効果がなかったのだと思います。)
私の場合、音色にピアノの音があると、より効果を実感したので、聴く時は必ずピアノの音があるものを選んでいます。
この寝つきが良くなる音楽には、個人差があるようなので、私に効果があったという事は、HSPであることも関係しているかもしれません。
そう思うと、ピアノの効果は、やはりHSPだからこそより深く感じれるのでは、と思いました。
HSPの私に嬉しいピアノの効果にはどんなものがある?どれくらい効果を感じる?―おわりに―
実は小3の娘も、ピアノを習ってはいませんが、ピアノを弾くのが好きです。
ピアノを弾くのが楽しいようで、面倒くさがりの娘が、初級から中級程度の曲を弾けるように練習をしていたのには、ビックリしました。
両手で弾くことはできませんが、右手だけは弾けるようになっていて、「曲のこの部分が好き」など言っています。
HSPである娘も、ピアノを弾く心地よい感覚を掴んでいるのかもしれません。
やっぱりピアノってすごい、そう思いました。
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